もう少しもがいてみたい RADWIMPS 『正解』レビュー 【かんたまん】


【18祭】「正解」RADWIMPSと1000人の18歳、感動の歌声

 

RADWIMPSの『正解』がめちゃくちゃ良かった。しばらくRADは追っていなくて、年末にいかにも大学生チックでプラトニックな『そっけない』のMVを見てため息をついたくらい。

もちろん『そっけない』も好きなんだけど、あの小松菜奈の浮世離れした、美しいMVを観ている時、僕はものすごく「遠さ」を感じた。だからこそ今回、「18祭」で僕ら若者にダイレクトに想いをぶつけてくれてくれたのがとても嬉しかった。

まず曲に入る前の洋次郎のMCがいい。すごくいい。

毎日が刺激が欲しくて、「何かやってやろ」って気持ちと、でもなんか大馬鹿ではいられないから、どっかでやっぱ苛立ちがずっとがあって、その答えがちょっとだけわかった気がして、自分だけの正解を何かしら見つけたいんだなっていうのを…未だに僕は多分、それをやっていると思うので、皆さんと多分、本当に全く一緒だなって思ってます、そういう想いで作りました。

こんなことをセキララに宣言できる大人に僕はなりたい。もっと言えば、若者の弱さを持ったまま大人になりたい。なりたかった。

僕は今18歳11ヶ月という場所にいて、いつも正解のない問題に直面している。もしかしたら、問題が何なのかも分かっていないのかもしれない。目と鼻の先には「就活」「進路」みたいな現実も横たわっているし、自分の内側には「人生の主役は自分ではない」と気づいている自分もいる。それでも僕らはずっと答えを探している。RADの彼らも結局は同じなのだ。この曲を通じて、彼らはあくまで同じ探求者として寄り添っていてくれるのだ。

僕はこの「人生の答えを探す」という営みをとても美しく、価値のあるものだと思っている。もっと大げさに言うと、この行為は人生に対する「信仰」なのではないかと思っているのだ。

RADWIMPSはこの曲の中で「いつも正解など まだ銀河にもない」と言っているけど、本当にその通りだと思う。例えどんなに長い間探し求めたとしても、答えなんかありはしない。それでも答えがあると信じて、もがき続ける。その過程にこそ本当の価値があるんじゃないかと思う。人生そのものだと断言してもいい。

 

話の切り口がだいぶ見えにくくなってしまったけど、僕は今のところ自分の人生を信じてみようと思っているし、そう思っているからにはもう少しもがいてみようと思っている。このブログもそういう目的で始めたので、まだ何を書いていくのか、何を目指しているのか、全く定まっていない。

その上このブログは悪友3人共同で始めたので、いよいよコンセプトなど定まるはずもない。でも、それでもいいと思っているし、何ならいらないよね、っていう尖ったスタンスを取ってみてもいい。ここはそういう場所にしていきたい。

どうせ焦るなら、力いっぱい焦ってやろうと思う。このブログが、その爪痕として残ってくれたらちょっと嬉しいな、とか思ってもないことをここに書いておく。じゃんもーん。

 

ANTI ANTI GENERATION(通常盤)

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