東京のオリオン【都会を走る猫】

この街の夜が好きだって

どこか必ず明かりが点いていて

一人じゃない気がするって

一人にされてない気がするって

君はそんなこと言っていた

どこにいたって君にはぼくがいるよって

一つの光になるよって、なってみせるよって

そんな照れ臭い台詞は言えなくて

タバコの煙が夜の海を泳いでいく

君はまだこの街のどこかにいるのかな

ぼくはこの街の夜が嫌いだ

あまりにも明るくて

君を見失ってしまいそうだから

 

そんなこの街に今年も雪が降るらしい

TVがなんだか言っている

昔はあんなに嬉しかったのにな

カーテンを少し開けて窓の水滴を拭う

たまには外に出てみるか

君のいなくなった街を歩く

淡々と流れる人の波

煌煌と溢れる光の街

たまには悪くないかな

二つの一等星と五つの二等星

輝き繋ぐあの日のこと

 

もう少し歩いてみようか

 

 

 

 

はい、たまには真面目に書いてみました。テスト期間って本当精神すり減らして死んじまいそうです。それじゃ、じゃんもーん。